「二人暮らしなのに食費ってこんなにかかるの?」と感じたことはありませんか?
つい外食や惣菜に頼ったり、買い物に行くたびに余計なものを買ってしまったり…。最近は物価が上がっているので、油断していると「8万円近くになっていた!」なんてことも。
この記事では、二人暮らしならではの無駄が出やすい習慣を整理しながら、共働き夫婦でも無理なく続けられる小さな節約の工夫をご紹介します。無理せず取り入れられるヒントを見つけてくださいね。
- 「二人暮らしの食費節約のコツを知りたい」と思っている方
- 「もう少し食費を節約したいな」と考えている方
- 値上がりが続いて不安を感じている方
二人暮らしの食費はどのくらい?

二人暮らしの食費は、暮らし方や地域によって大きく変わります。大切なのは自分たちの収入や生活に合った目安を持つこと。ライフスタイルに合った食費の額がいくらくらいなのかを知ることが、節約の第一歩になります。
1か月あたりの平均食費
総務省の調査によると二人暮らしの食費は以下のとおりです。
| 項目 | 世帯人数(2人) |
|---|---|
| 食費(外食費込み) | 75,374円 |
| 外食費 | 10,326円 |
| 食費(外食費除く) | 65,048円 |
統計によると、外食費を除いた二人暮らしの1ヶ月あたりの食費は、約65,000円。つまり、自炊中心にすれば6万円台に抑えることも可能ということ。
さらうちは平均より少ないかも。



まずは自分たちの食費を把握することが節約への第一歩だね。
少し多いように感じますが、これはあくまで平均額で、住んでいる地域や収入により変わってきます。この額と実際にかかっている食費の額を比較し、自分たちの家計に合った適正ラインを知ることからはじめましょう。
収入に応じた食費の適正割合
食費の理想的な目安は、手取り収入の15〜20%といわれています。
たとえば手取りが30万円なら、45,000円〜60,000円くらいがちょうどいいライン。これを超えると家計に負担がかかりやすく、逆に削りすぎると健康を維持できないこともあります。
今は物価が上がっているので、20%を超えてしまうことも。その場合も、15〜20%をひとつの目安として計画すると、モチベーションを保ちやすくなります。
「今月の食費はこのくらいにしよう」と夫婦で声をかけ合うのもいいですね。



無理しすぎると続かないもんね。



最近はなんでも値上がりしてるから、できる範囲で少しずつだね。
二人暮らしで食費が高くなりやすい原因


二人暮らしは人数が少ないからこそ、ちょっとしたことで食費が増えやすいです。ここからは、二人暮らしの食費が高くなりやすい原因を整理していきます。
外食やお惣菜に頼る習慣がある
「今日は遅くなっちゃったから外で食べよっか」
「もう疲れたし、お惣菜買って帰ろうかな」
こんなやりとり、ありませんか?
・・・うちはあります(笑)
外食やお惣菜は、忙しい時や元気が出ない時などにはぜひ利用したいもの。でもどうしても割高になりやすく、栄養のバランスも偏りがちです。「このくらいだからまぁいっか!」が重なると気づかないうちに食費が増えてしまいます。
夫婦二人だけだからこそ手軽さを優先してしまう気持ちはよくわかりますが、続けていると節約からは遠ざかってしまいます。



2人だとついつい気が緩んじゃうよね。



うちも外食が好きだから、油断しないようにしないとね。
嗜好品にお金をかけすぎる
ついつい買ってしまうスイーツやお酒などの嗜好品も食費を押し上げる大きな要因になります。少額に思えても、積み重なれば月に数千円から1万円以上になることも。
「夫婦で晩酌をするのが楽しみ」という方も多いですが、頻度や量を見直すだけでかなりの節約につながります。
もちろん完全にやめる必要はありません。特別な日や週末に楽しむなどメリハリをつけることで、家計と健康の両方を守りやすくなります。



私の楽しみは家飲み!



お酒は箱買いしたり、ポイントを使って買ったりして色々工夫してるよね(笑)
食材を使いきれずに無駄にしてしまう
食材を最後まで使いきれずに結局捨ててしまうことも、二人暮らしのあるあるかもしれません。冷蔵庫の奥からシワシワの野菜が出てきたり、大きなサイズの商品を買って食べきれなかったりすることもありますよね。
まとめ買いで安く買ったつもりでも、結局捨ててしまえば節約どころか逆効果。
少量パックや冷凍保存を上手に取り入れれば、無駄を減らしながら必要な分だけを使えて節約につながります。



スーパーに行くと、色々欲しくなっちゃうのよね。



うちはパルシステムで毎週届けてもらうから無駄なしだね。
二人暮らしで実践できる食費節約の工夫


二人暮らしの食費を抑えるには、日々の中でできる工夫を取り入れることが一番効果的です。なぜなら、ちょっとした習慣を変えるだけで無駄な支出を減らし、長く続けられる節約につながるからです。すぐに始められる具体的な方法を見ていきましょう。
食費の予算をあらかじめ決める
食費の無駄を減らすには、まず予算を先に決めておくことが大切。あらかじめ上限を決めておけば、使いすぎを防ぎやすくなります。
我が家の場合は、1週間1万円(日用品込み)で収めるようにしています。
内訳は、パルシステムで5,000円、スーパーで5,000円といった感じです。
1週間ごとに分けて管理すれば残りの金額が明確になり、調整もしやすくなります。
1ヶ月を5週間と考えて、月の予算は5万円。4週間しかない時は、5週目の分が予備費になるので、心にゆとりが持てます。



1週間1万円だと分かりやすいし、管理も楽でストレスフリー。



楽じゃないと続かないよね。
ご家庭によって向き不向きがあるので、ご自分に合った方法で無理なく食費を抑えましょう。



実は1週間8,000円にチャレンジしたことがありますが、我が家には合っていませんでした。使えるお金が少なくてストレスが溜まりすぎたので、予算を見直しました。
お弁当やマイボトルを活用する
毎日の出費を減らすには、お弁当やマイボトル持参の習慣を取り入れるのが効果的です。外でランチや飲み物を買うと、積み重ねて大きな金額になりやすいからです。
例えば仕事の日、ランチで外食すると1回800円でも20日で16,000円以上かかりますが、お弁当なら半分以下に抑えられます。飲み物もコンビニや自販機で1本150円を毎日買うと月4,000円以上かかりますが、マイボトルを持参すればほぼゼロにできます。



お弁当作りも慣れればあっという間に完成するから、そこまで苦じゃないかな!



都内はお昼時はどこも混んでるし、お弁当持参だと社内で食べられて助かるよ。
小さな習慣の積み重ねで、気づけば数万円の節約につながります。できることから始めてみましょう。
まとめ買いや冷凍保存を活用する
食費を抑えるには、まとめ買いや冷凍保存を上手に使うことが効果的です。買い物の回数を減らせば余計な出費を防げますし、食材を冷凍しておけば使い切れずに捨てることも少なくなるからです。
例えば肉や魚は小分けにして冷凍、野菜は下処理をして保存しておけば、忙しい日でもすぐに調理できて便利。こうした工夫は時間の節約にもつながり、共働きの夫婦にとって大きな味方になります。
さらに、宅配サービスを利用すれば買い物の手間を減らしつつ、計画的にストックできてとても便利!
我が家ではパルシステムの宅配サービスを利用していますが、計算しながら買い物できるので買いすぎ防止に役立っています。すぐに食べられる冷凍食品を活用して、外食の回数を減らすことにも成功しました。実際に利用しているパルシステムの口コミや体験談は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。


節約を無理なく続けるための工夫


節約は短期間だけ頑張っても意味がなく、続けることが一番大切。無理なやり方はストレスになり、挫折の原因になります。ここからは、節約を長く続けるための工夫を見ていきましょう。
夫婦でルールや目標を共有する
食費の節約を無理なく続けるには、夫婦でルールや目標を共有することが大切です。どちらか一人だけが頑張っても不満がたまりやすく、長続きしないですよね。
「外食は週1回までにする」
「月の食費は5万円以内」
「浮いたお金は旅行のために貯金する」
「月末に余った食費でプチ贅沢!」
ポイントは、楽しみながら協力し合うこと!夫婦で同じゴールを描くことが、節約を自然に習慣へと変えていきます。



うちは浮いたお金で美味しいものを食べに行くことが多いかな!



節約と思わず、ゲーム感覚で楽しみながらやるのがいいね。
長期的に続けられるスタイルを作る
節約は一時的に頑張るよりも、長く続けられる形にすることが大切です。無理に外食をゼロにしたり好きなものを我慢しすぎたりすると、ストレスがたまって逆効果になりかねません。
例えば「平日は自炊中心、休日は外食を楽しむ」「食材は使いきれる分だけ買う」といったルールなら無理なく続けられます。また、作り置きしたり、宅配サービスを上手に使ったりすれば、時間の節約にもつながり、夫婦でゆとりを持ちながら続けられます。
暮らしに合ったスタイルを見つけることが、節約を習慣にする近道です。



我が家ではパルシステムを利用するようになって、計画的に買えるのが節約になってます。



スマホから注文できるし、買い物に行く手間が省けて時短にもなってるね。
まとめ|できることを楽しみながら節約しよう
二人暮らしの食費は、工夫しだいで大きく変わります。
- 平均額を参考にして予算を決める
→ライフスタイルに合った予算を設定する - 外食やお惣菜に頼りすぎない
→とはいえ、上手に頼ることも大切 - ルールや目標を共有する
→楽しみながら節約してみる
平均額を参考にしながら、今日からできる小さな工夫を重ねていくことで、家計にも気持ちにもゆとりが生まれていくはずです。
まずは自分たちの暮らしにあった予算を立ててみることからはじめてみませんか?
この記事を書いた人


オンライン秘書とWebライターのダブルワーカーです。
大手英会話スクール講師を経て、会計事務所に20年間勤務。
2021年から在宅で仕事をしています。
「仕事も家事も好きなこともあきらめたくない!」をモットーに、生活にちょっと役立つ情報を発信しています!

