私は41歳の時、ICL( Implantable Contact Lens =眼内コンタクトレンズ )の手術を受けました。
当時、コンタクトやメガネは問題なく使えていたものの、
「この生活をこの先もずっと続けるのかな?」
「老眼が進んだらどうなるんだろう?」
そんな不安を感じるようになったのが、ICLを受けるかどうか真剣に考えるきっかけでした。
ですが、すぐに決定できたわけではなく、「年齢的に遅すぎるのでは?」「老眼との相性はどうなんだろう?」「失敗したらどうしよう」…と、何度も悩みました。
この記事では、私がなぜ40代でICL手術を受けることを選んだのか、どんな不安があり、どんな点を重視して判断したのかを、体験者目線で正直にお伝えします。
これからICLを検討している方や、40代での視力矯正に迷っている方にとって、判断材料のひとつになれば嬉しいです。
※この記事は、筆者個人の体験に基づいて書いています。視力や見え方、感じ方には個人差があり、同じ結果を保証するものではありません。視力矯正や治療については、必ず医師の診察・判断をもとにご検討ください。
【ICL】40代体験談:視力矯正を考え始めたきっかけ

30代後半の頃、視力矯正について考えるきっかけが2つありました。
- コンタクトやメガネ生活にストレスを感じていた
- 夫の老眼が始まったことで、将来の自分のことを考えた
どちらも、困るほどの大きな問題ではありませんでしたが、視力矯正について真剣に考えるきっかけとなりました。
それぞれ詳しくご紹介します。
きっかけ① コンタクトとメガネ生活にストレスを感じていた
私は子どもの頃から視力が悪く、長年ハードコンタクトとメガネを併用して生活してきました。
強度近視と強度乱視で、特に乱視は、医師からも「ここまでの乱視はあまり見たことがない」と言われるほど。
変化があったのは30代半ばになってからです。
眼科を受診した際、自覚のないままドライアイが進行していることを指摘されました。
これを機に「コンタクト生活」から「メガネ生活」へと切り替えることになります。
ところが、メガネ中心の生活にすると、見え方がどうもすっきりしないと感じるようになりました。
近視や乱視が強いため、きちんと矯正しようとすると度が強くなりすぎ、日常的にかけ続けるには負担が大きい。
一方で度を弱めれば、見えづらさが残ります。
そこで視力矯正手術に興味を持ちましたが、すぐに行動に移すことはできませんでした。
ただ、この頃に感じていた「見えてはいるけれど、快適ではない」という感覚が、後に視力矯正を考える土台になっていたのだと思います。
きっかけ② 老眼になった後の生活が見え始めた
視力矯正について真剣に考えるようになったもうひとつのきっかけは、夫の老眼が始まったことでした。
夫はもともと強い近視ですが、老眼が進むにつれて手元が見えづらくなり、コンタクトからメガネ生活へ移行しました。
普段はメガネをかけ、手元を見る時は外す。
でも、強度近視で、メガネを外しても近くがすっきり見えない様子でした。
その様子を見ていて、ド近眼の人が老眼になると、想像以上に不便になるという現実を目の当たりにしました。
私自身は老眼の自覚は全くありませんでしたが、「これは数年後の自分の姿かもしれない」と、将来の生活を具体的に想像するようになったのです。
老眼は誰にでも訪れるものですが、近視は手術で改善できる可能性があります。
「遠くも近くも見えない状態になるなら、せめて遠くだけでも見えるようになりたい」
そう考えるようになったことが、視力矯正を前向きに検討する大きな理由になりました。
【ICL】40代体験談:ICLを選ぶまでに悩んだこと

視力矯正について真剣に調べ始めると、期待と同時に、迷いもどんどん大きくなっていきました。
その頃、私はすでに40代に入っていて、「やってみたい」という気持ちがある一方で、不安も感じていました。
- 40代でICLを受けても大丈夫なの?
- 手術して後悔しないかな?
ここからは、私が実際に悩んだポイントを正直に振り返っていきます。
悩み① 年齢的にもう遅いのでは?という不安
ICLについて調べる中で、真っ先に頭に浮かんだのが「40代で視力矯正を受けるのは、遅すぎるのではないか」という不安でした。
年齢の上限については、定められていません。理論的には何歳でもICLを実施することは可能ですが、45歳くらいまでが望ましいとされています。その理由として、個人差はありますが、45歳ごろから老眼や白内障などの別の目の病気や症状が始まるからです。
引用:ふくおか眼科クリニック
当時の私は、41歳になるころで、年齢的にはギリギリかなという印象です。
ただ、「年齢を理由に選択肢を狭めてしまうより、今の自分の目の状態と、この先の生活を考えたうえで、きちんと判断したい」という気持ちもありました。
そう思うようになったことで、「40代だから遅い」と決めつけるのは違うのかもしれないと、少しずつ考えが変わっていきました。
悩み② 手術に対する怖さやリスクへの正直な気持ち
年齢の次に大きかったのが、手術そのものへの怖さでした。
目の手術はやはり怖いです。
「本当に安全なのか」「もし何かあったらどうしよう」
そんな気持ちが頭から離れませんでした。
調べれば調べるほど、メリットだけでなくリスクや注意点も目に入ります。
実際に受けた人の体験談を読んでは安心し、一方でネガティブな情報を見ると、また迷う。
その繰り返しでした。
それでも時間をかけて情報を集める中で、不安を抱えたまま結論を出すのではなく、
「正しく知った上で判断したい」
そう思うようになったことが、次の行動へ進むきっかけになりました。
当時は「この選択が数年後、十数年後にどうなるのか」が一番の不安でした。実際にICL手術を受けてから9年が経った現在の目の状態については、別の記事で詳しくまとめています。
▼▼ ICL手術から9年後のリアルな経過はこちら

【ICL】40代体験談:ICLを選んだ今、振り返って思うこと

私は、自分なりに納得できる判断を重ねた結果、ICL手術を受けました。
ここからは、実際にICLを選んだ今だからこそ感じていることと、振り返って大切だったと思うポイントについて、正直な気持ちを書いていきます。
選んだことに後悔はない
今の正直な気持ちを言うと、40代でICLを受けたことに後悔はありません。
私がICL手術を受けてから、丸9年が経ちましたが、「やらなければよかった」と感じたことは一度もありません。
むしろ、今ではレンズを入れた目がすっかり自分の目となり、手術したことも忘れているほどです。
しかし、だからといって「誰にでもICLをすすめたい」とも思いません。
目の状態や生活スタイル、視力矯正に何を求めるかは人それぞれですし、不安の感じ方も違います。
私自身、たくさん悩み、迷い、時間をかけて考えたうえで選びました。
その過程があったからこそ、今の結果にも納得できているのだと思います。
事前の検査と相談が大切
納得できる選択ができた理由のひとつに、事前の検査と相談があります。
適応検査で診察してくれた医師が2人とも、疑問に対して丁寧に答えてくれたことや、「この状況だったらICLを選択する」と言ってくれたことが、前に進む一歩となりました。
検査と相談を通して印象に残っているのが、医師からの説明がとても現実的だったことです。
私の視力の数値を踏まえると、メガネで矯正してもクリアに見えている状態ではないこと。
一方で、目の状態自体は良く、手術を検討するタイミングとしても問題はない、という説明でした。
さらに、年齢的にもまだ十分に対応できる範囲で、将来的に白内障手術を受ける可能性があることを考えると、長期的な安全性についても、「過度に心配する必要はない」という話もありました。
つまり、デメリットになるかもしれない「年齢」が、逆にメリットになる可能性を示してくれたのです。
その時、医師からかけられた言葉がとても印象に残っています。
「この条件なら、私だったらやりますね」
その一言で自分の状況を客観的に整理してもらえて、一気に気持ちが固まりました。
事前の検査と相談で、納得できるまで話し合うことが、後悔しないポイントだと思います。
まとめ|40代で視力矯正を考えたのは、将来を見据えてのこと

40代での視力矯正は、誰にとっても同じ答えが出るものではありません。
だからこそ大切なのは、自分の目の状態やこれからの生活を踏まえて、納得できる判断ができるかどうかだと思います。
この記事が、40代でICL手術を受けるかどうか迷っている方にとって、考えるきっかけや判断材料のひとつになれば嬉しいです。
次は、私が実際に受けた適応検査の様子や、手術して9年経過した様子などを綴っていきますので、ぜひご覧いただければと思います。
この記事を書いた人

オンライン秘書とWebライターのダブルワーカーです。
大手英会話スクール講師を経て、会計事務所に20年間勤務。
2021年から在宅で仕事をしています。
「仕事も家事も好きなこともあきらめたくない!」をモットーに、生活にちょっと役立つ情報を発信しています!

