コロナ禍以降よく耳にするようになった「在宅ワーク」。子育てや家事と両立しながら働きたいと考えるミドル世代の方にとって、在宅ワークは柔軟な働き方の一つとして注目されています。
でも「どうやってはじめたらいいの?」となかなか一歩を踏み出せずにいる方も多いです。
パート1では、未経験からでも始めやすい在宅ワークの種類や、応募から報酬受け取りの基本的な流れをわかりやすく解説しました。この記事では、どんな準備をすればよいか、実際の仕事の探し方、トラブルを防ぐために気をつけたい点についてご紹介します。これから在宅ワークをしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 「在宅で仕事がしたい」と思っている方
- 「興味はあるけど、何から始めたらいいのかわからない」と考えている方
- 「本当に自分にもできるのか不安」と不安を感じている方

在宅ワークを始める準備

実際に在宅ワークを始めるには、ちょっとした準備が必要です。まずは最低限そろえておきたい道具や環境、そしてお仕事をもらうための「第一印象」となるプロフィール作りについて、確認しておきましょう。
必要なものとインターネット環境の準備
何よりも大切なのは、「インターネット環境を整えること」です。オンラインでのやりとりがメインなので、ネット環境が不安定だと、クライアントにも迷惑をかけてしまいます。Wi-Fi環境の安定性は必ずチェックしましょう。
- パソコン
Webデザインなどを行うのでなければ、普通のスペックのもので大丈夫です。セキュリティの観点からも、最新のOSのものが望ましいです。 - 仕事用のメールアドレスの準備
メールは仕事専用のものを作成しましょう。オンラインでは、Googleドキュメントやスプレッドシートでのやりとりが多いので、Gmailがあると便利です。 - イヤホンやヘッドセット、Webカメラなどの周辺機器
業務によってはオンラインミーティングが必須のことも。パソコンのカメラでは画像が悪いことがあるので、Webカメラがある方が印象が良くなります。
「まずは今あるもので始めて、必要になったら少しずつ買い足す」くらいの気持ちで準備しましょう!

契約前の面談もオンラインで行われることが多いので、ミーティングに集中できる静かなスペースがあるといいですね。
プロフィールを整える
在宅ワークを始めるうえで大事なのが「プロフィールの準備」です。クラウドソーシングサービスや求人サイトに登録する際には、自己紹介欄が必ずあります。
といっても、特別な経歴や資格が必要なわけではありません。これまでの職歴や自分らしさが伝わる内容を考えてみましょう。
たとえば、
- 元販売員 → 接客スキルやコミュニケーション力をアピールできる
- 子育て経験 → 育児系記事の執筆や、ママ向け商品のモニターに活かせる
- 趣味でブログを書いている → ライティングスキルの実績になる
ポイントは、「できないこと」よりも「できること」にフォーカスすること。「クライアントの役に立ちたい!」という気持ちをプロフィールに盛り込みましょう。
仕事を探す方法


在宅ワークを始める準備が整ったら、いよいよお仕事探しです!自分にできそうな仕事がないか、チェックしてみてください。
クラウドソーシングサービスや求人サイト
主なサービスをまとめてみました。
サービス名 | 特徴 | 初心者向けの仕事例 |
---|---|---|
クラウドワークス | 国内最大級、案件数が豊富 | ライティング、データ入力、事務サポートなど |
ランサーズ | 信頼性が高く、案件数が多い | Web制作、記事作成、事務代行など |
ママワークス | 法人案件がメインで安心 | 事務、ライティングなど |
シュフティ | 主婦向けの案件が多く、短時間でできる仕事が多い | アンケート、文字起こしなど |
ココナラ | 自分のスキルを出品するスタイル | デザイン、相談、ハンドメイド制作など |



私はクラウドワークスからスタートしました。今は、ママワークス経由で、業務委託契約を結んでいます。簡単に始めるなら、シュフティもいいなと思います。


SNSや知人の紹介
InstagramやX(旧Twitter)などで「#在宅ワーク 主婦」などのハッシュタグを検索すると、実際に働いている人のリアルな情報を知ることができます。職種によってはSNS上で求人募集されていることも。こまめにチェックしてみましょう。
SNSではトラブルも多いので、やりとりには十分注意しましょう!
知人の紹介でお仕事を見つけることもできます。とくに、起業したばかりの人やフリーランスで活動する人は「誰か手伝ってくれる人いないかな?」と思っていることが意外と多いです。



私はオンライン秘書の仕事とは別に、経理のお手伝いもしています。
きっかけは、私がオンライン秘書をしているリフォーム事務所の代表からの一言。
「友達が経理で困ってるんだけど、さらさん、教えられそう?」と相談されて、「ぜひやらせてください!」とお願いしました。
それから2年経った今も、その方の経理をお手伝いしています。
思いきって行動してみると、チャンスが広がるかもしれません!
トラブルを防ぐために気をつけたいこと


在宅ワークを安心して始めるために、気をつけたいポイントがあります。ここからは、怪しい案件の見分け方や、契約・報酬のチェックポイントをご紹介します。
怪しい案件の見分け方
最近はクラウドソーシングサイトでも、怪しい案件への注意喚起のお知らせがしょっちゅう来ます。



「未経験OK」なのにやけに報酬が高かったり、面談に進んでからスクールへ勧誘されたりする話もよく聞きます。気をつけましょう!
契約をせかされたり、契約内容が曖昧なまま話がすすむのも要注意です。「変だな」と思ったら、焦らず、一度立ち止まることが大切です。
契約内容や報酬の確認ポイント
仕事を始める前(契約前)に業務内容をしっかり確認しましょう。
チェックしたい3つのポイントは以下のとおりです。
① 報酬はいくら?どんな計算方法?
- 文字単価(例:1文字1円)や時給、1件ごとの報酬など。
- 初心者向け案件は報酬が低めのこともありますが、あまりにも安すぎる場合は注意。
- 「1記事1000円」でも、必要なリサーチや修正が多いと、時給換算でかなり低くなることも。
② 支払い方法・振込日・手数料の有無
- 報酬はいつ支払われるのか(納品後すぐ?月末締め?)
- 銀行振込?クラウドソーシング経由?
- 振込手数料はどちら負担?
③ 納期・修正対応・キャンセル時の扱い
- 納期に余裕があるかどうか
- 修正の回数・範囲(場合によっては)
- 途中で相手都合でキャンセルになった場合の対応(報酬はある?なし?)



私も単価アップしていただけることになった時、契約書に記載していただけるようお願いしました。快く応じていただいて、お互い気持ちよく契約をすすめることができました。
わからないこと、不安なことはそのままにせず、きちんと確認すること。これが在宅ワークを長く続けていくための第一歩です!
自分らしい働き方にチャレンジしよう


在宅ワークは自由な働き方ができますが、そのぶん自分で選ぶことも多くて、ちょっと戸惑うこともありますよね。
でも、大丈夫です!少しずつ整えていけば、自分らしく働けるスタイルがきっと見つかります。
今回ご紹介したツールやチェックポイントが、「これが知りたかった!」のヒントになったらうれしいです。
このブログでは、他にも「これ知っててよかった〜!」と思える暮らしのヒントをいろいろ発信しているので、よかったらそちらものぞいてみてくださいね。


この記事を書いた人


オンライン秘書とWebライターのダブルワーカーです。
大手英会話スクール講師を経て、会計事務所に20年間勤務。
2021年から在宅で仕事をしています。
「仕事も家事も好きなこともあきらめたくない!」をモットーに、生活に役立つ情報を発信しています。